円形脱毛症の原因: 2007年11月アーカイブ

円形脱毛症の決定的な原因

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円形脱毛症の決定的な原因というのは今のところ判明していません。決定的な原因、というのは言い換えれば「その原因さえ無ければ絶対に円形脱毛症にならない」という理由です。これが分かれば根本的な治療法や特効薬も開発されると思いますし、そもそも円形脱毛症にならずに済む人がもっと多くなると思います。
ですが、全くメカニズムが解明されていないというわけでもありません。円形脱毛症の主な原因として、ストレスと自己免疫疾患という2つのキーワードが挙げられます。他にも遺伝的要因や内分泌異常なども関わりがあると言われているのですが、基本的には今申し上げた2つのキーワードに集約されるので、ここではこの2つの要素についてお話します。
まずはストレス。人間の体はストレスに弱く、強いストレスを受けると胃潰瘍や十二指腸潰瘍になることがあります。これらのストレスが内臓に悪影響を与えてしまった病気で、以下のようなメカニズムで発生します。
精神的なストレスを受けると、人間の血管は収縮します。血管は粘膜で出来ていますが、血管が収縮してしまうとその部分の粘膜が死んでしまって穴が開いてしまいます。この穴が潰瘍と呼ばれるもので、「ストレスで胃に穴が開く」とよく言われるのはこのことを指しています。
これと同じことが頭皮及び毛根で起きると、円形脱毛症となります。つまり収縮して粘膜が死んでしまった結果、その部分の毛根に栄養がいかなくなって毛根も死んでしまうというわけです。
円形脱毛症が発症する3~4ヶ月前に何か大きな精神的ショックや心配事が無かったか考えてみてください。なぜここで3~4ヶ月なのかと言うと、人間の髪の毛は3~4ヶ月かけて生まれ変わる仕組みになっているので(これをヘアサイクルと言います)、ストレスを受けた時に毛根に異常が発生したとしてもヘアサイクルが1周して次の生え変わり時までは影響が外部には出ないのです。
原因がストレスだけの場合は、そのストレスの要因となっている事柄が解決または過去のこととなれば粘膜を死なせてしまう原因がなくなるので、粘膜や毛根は次第に回復します。つまり自然に治って徐々に毛が生えるようになります。ところが円形脱毛症というのは一度なってしまうと5年以内に4割程度の人が同じ状況下に置かれることによって再発するというデータもあります。円形脱毛症になりやすい体質になってしまうということですね。そのため、ストレス要因が解決したとしても、同じ状況になると元に戻ることがあるので根本的な治療には時間を要することもあります。

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